舌炎(ぜつえん)とは
舌の表面が炎症を起こして荒れた状態を舌炎といいます。
舌の表面にピリピリとした痛みが持続し、味覚が鈍くなります。
風邪の後に一時的に舌炎になることがありますが、風邪が治っても舌炎だけが残ることがあり、そのような時は治療が必要になります。
舌が痛い、味がわからないといった症状でお悩みの方は当院にご相談ください。
舌炎の原因
①アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など、鼻閉塞が続くと口を開けて寝るようになり、舌炎の原因となります。
②喫煙の習慣
たばこやアルコールなど刺激物は、口腔粘膜を刺激します。
③義歯に付着した細菌による感染
義歯に付着した細菌が舌に感染することで起こります。
④ビタミンB12不足(ハンター舌炎)
胃の切除手術、偏った食生活、胃酸を押さえる薬の長期服用などでビタミンB12が不足すると、舌炎を引き起こします。
舌炎の診断
貧血や糖尿病がないか採血を行います。
併せて口の中の細菌検査も行います。
舌炎の治療
日常生活では、歯磨きやうがいを行い口の中を清潔に保つことで舌炎は予防できます
口の中の細菌が原因の場合は、口腔内の衛生状態を改善するため、歯科に定期的に通院して、入れ歯の清掃や口腔内ケアを行うことが必要です。
治療は、舌に塗布するステロイド軟膏を使用します。