アデノイドとは
アデノイドとは鼻の突きあたりにあるリンパ組織(咽頭扁桃)が肥大したまま、小さくならない状態です。アデノイドは4-5歳で最も大きくなりますが、通常6歳以降、徐々に小さくなることがほとんどです。
アデノイドがあると、下記の症状が起こります。
・鼻閉
・口呼吸
・閉鼻声・・・鼻がつまった声
・いびき
・睡眠時無呼吸症候群
・滲出性中耳炎
もし小学生になってもアデノイドが小さくならず、
症状が続く場合は手術による治療が必要になります。
アデノイドの原因・メカニズム
咽頭扁桃は4〜5歳までは肥大した状態が続き、6歳頃には少しずつ小さくなってきます。咽頭扁桃が肥大した状態をアデノイドといいます。アデノイドが原因で、鼻閉、いびき、睡眠時無呼吸症候群、滲出性中耳炎などの症状が引き起こされる場合には、治療が必要です。
これらの症状が続く時には、ご相談ください。
アデノイド肥大の治療
通常、6歳頃(小学校入学時)までは保存的治療(投薬など)で、経過を観察することが一般的です。ただ6歳以下でも、いびき、睡眠時無呼吸症候群、滲出性中耳炎などの症状が重症の場合や、6歳以降もこれらの症状の改善がない場合はアデノイド切除手術が行われます。