大田区蒲田の耳鼻咽喉科はてらお耳鼻咽喉科へ

めまい

めまいの場合の主な疾患には、次のようなものがあります。
以下に一般的な原因をいくつか挙げますが、正確な診断や治療については早めに耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。

めまい

めまい(全般)

めまいの種類に応じて、どの診療科を訪れたらよいのかが重要です。
受診する診療科が適切でないと正しい診断に至りません。

耳鼻咽喉科目の前がグルグル回るめまい(回転性めまい)は、多くは耳が原因です。まず耳鼻咽喉科を受診してみてください。

神経内科グラグラ、フワフワ揺れるめまい(動揺性、浮動性のめまい)の場合は、脳神経の病気が心配ですので、神経内科を受診してください。脳神経領域からくるめまいは、突発的に起こる場合と、徐々に生じる慢性の場合とがあります。

内科・循環器科クラッとする立ちくらみのようなめまい(眼前暗黒感や失神発作を伴うめまい)は、脳血流の減少が疑われ、血圧と関係することがあります。内科、循環器科の先生に相談してください。

メニエール病

メニエール病は、回転性めまい・難聴・耳鳴りを繰り返す病気です。季節の変わりめ、梅雨、台風など気圧が変化しやすい時期に発作が起こりやすいです、診断上「繰り返すこと」が非常に重要で、初めて起こしためまいではメニエール病と診断するのは困難です。

メニエール病になると、下記のような症状が起こります。

  1. 数週間前から、数ヵ月に一度めまい発作がある。数日前もめまい発作があった。
  2. 発作の前日頃より片耳の聞こえが悪くなり、耳のつまり感、耳鳴りもあった。
  3. 翌朝、強烈な回転性めまいが起こってきて、何回も吐いてしまった。慌てて救急車で病院へ行き、そのまま入院。
  4. 点滴してもらい、めまいは数時間で収まったが、まだ難聴が残っている。

良性発作性頭位めまい

良性発作性頭位めまい症とは、耳から起こるめまいの中で、最も多い病気です。めまい患者さんの20~40%程度と言われています。
耳(内耳)の中の浮遊物、前庭にある耳石のかけらがはがれ、三半規管内に入るとめまいを生じます。

良性発作性頭位めまいが起こると下記のような症状が引き起こされてしまいます。

  1. 布団から起きようとした時、急に景色がグルグルと回りだす。同時に吐き気におそわれる。
  2. じっとしているとめまいは収まるが、また少しでも頭を動かすと視界が回り出す。
  3. 聴力は正常で耳鳴りや耳がこもった感じ(耳閉感)はない

前庭神経炎

前庭神経炎は、耳鼻咽喉科領域の他のめまいに比べて、めまいの持続時間が長いことが特徴です。通常、耳から起こるめまいは1日以内~数日で治まることが多いですが、前庭神経炎では1週間以上、1日中回転性めまい、嘔気が持続します。ひどい回転性めまいが治まっても、軽いめまい感が数カ月続き、なかなかすっきりと治りません。
この際、聞こえの障害や耳鳴りはありません。
前庭神経炎では、平衡感覚に関係する前庭神経が炎症を起こして、めまい症状が起こります。

前庭神経炎になると下記のような症状が起こります。

  1. ある日突然、強烈なめまいに襲われる。耳の聞こえは以前と変わりなく、耳鳴りや耳のつまった感じはしない。
  2. 病院に入院して1日中点滴をしても、数日間天井が回り続ける。
  3. 回転する感じは治まっても、体のフラフラした感じは数週間とれず、体を動かした瞬間はフワッとした感じが残る。
  4. めまいの1週間前、軽い風邪を引いていたことがある。

上記のような症状がある場合は、前庭神経炎の可能性が高いです。早急に耳鼻咽喉科の受診をお勧めいたします。

蒲田のてらお耳鼻咽喉科

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