大田区蒲田の耳鼻咽喉科はてらお耳鼻咽喉科へ

舌下免疫療法・花粉症の治療

こんな方におすすめ

  • ■ 治療期間が長くてもいいからアレルギー性鼻炎による症状を完全に治したい方
  • ■ 飲み薬やスプレーを使っても症状がコントロールできない方
  • ■ 眠気など内服薬の副作用がひどい方
  • ■ 屋外での活動が多く、どうしても症状が起こりやすい方
  • ■ 来年以降受験を控えており、なるべく眠くなるような薬を使いたくない方
  • ■ 職業ドライバーなど、内服できる治療薬が制限される職種の方
  • ■ 将来に妊娠した際に内服薬が使えない事を不安に感じる方

舌下免疫療法とは

スギ花粉やダニアレルギー性鼻炎の治療のひとつに、舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)があります。
お薬を服用したり、スプレーを噴霧したりする対処療法(一時的に症状が緩和する治療)に対して、舌下免疫療法は唯一、アレルギー性鼻炎の根治治療(完全に治す治療)となります。
舌下免疫療法は、治療薬を舌の下に投与する治療法で、自宅で服用が可能です。

「舌下免疫療法」では、アレルギー検査が必要です。血液検査でスギ花粉症、またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された患者さんが治療を受けることができます。スギ花粉以外の花粉症(ヒノキやブタクサ等)の方は対象外となります。

舌下免疫療法を受けられる方

  • ・対象年齢は5歳~65歳
    治療の危険性や緊急時の対応などを十分に理解していただくこと、錠剤を1分間口の中に保持できることが必要になりますが、お子様も可能です。
  • ・アレルギー検査(血液検査)にてスギ花粉または、ダニアレルギー性鼻炎の確定診断された患者様

舌下免疫療法を受けられない方

以下の方は治療を行うことができません。

▶︎5歳未満の小児の方
錠剤を1分間口の中に保持することができないため、治療対象になりません。

▶︎重症気管支喘息の方
喘息発作を誘発するまたは重症化するおそれがあるため、治療対象になりません。

▶︎妊婦の方、授乳中の方
妊娠中、授乳中の投与に関する安全性は確立していません。
妊娠中の治療導入はできませんが、舌下免疫療法中に妊娠した場合でも治療を継続することができます。
授乳中の婦人には投与しないことが望ましいですが、やむを得ず使用する場合には授乳を避けさせることが必要です。

▶︎抜歯や口の中の術後、または口の中に傷や炎症などがある方
歯科治療で口腔内に傷ができている場合や、ひどい口内炎の場合、傷口から薬の吸収率が上がってしまうため、薬を使用することができません。

▶︎重症の心疾患、肺疾患及び高血圧症がある方
非選択的β遮断薬、三環系抗うつ薬などのお薬を服用している方では、副反応が強くあらわれることがあり、治療対象になりません。気になる方は初回診察の際にご相談ください。

▶︎全身性ステロイド薬の投与を受けている方
全身性ステロイド薬の投与により、免疫系が抑制され治療薬が効きづらくなるため、対象になりません。

▶︎参考サイト


アレルゲン免疫療法ナビ
http://www.torii-alg.jp/

舌下免疫療法の
効果と治療期間

効果

舌下免疫療法は長期間正しく治療を継続することで、花粉症やアレルギー症状を治したり改善する効果があります。

  • 鼻水、鼻詰まりの改善
  • くしゃみ、目のかゆみの改善
  • アレルギー治療薬の減量・中止
  • 生活の質を改善

症状が改善されるではなく、それに伴い薬の服用を減らすことができるため、これまでアレルギー治療薬の副作用に悩まされていた方は、生活の質を向上させることにも繋がります。

治療期間

効果がでるまでに最低数ヶ月~1年程度は必要になるので、根気よく継続することが必要です。

有効率は80~90%と言われており、3年間治療を行っても効果が出ない方も10~20%ほどいらっしゃいます。まず1年間治療してみて、その効果が感じられないときには医師と相談が必要になります。

舌下免疫療法の
メリット・デメリット

舌下免疫療法は、花粉症やアレルギー症状を根治させる治療で、以下の様な利点と注意点があります。

メリット

・自宅で服用が可能(初回のみ院内にて服用)
・アレルギー体質の根本改善
・根治すれば、今後通院の必要なし
・健康保険診療内での治療

デメリット

・月1回の通院が必要
・根治までの治療期間が長期間(3年~5年)
・開始時期が限定されている(スギ花粉)
・ヒノキ花粉等への効果はない

舌下免疫療法の
副作用について

アレルゲンを投与することから、まれにアレルギー反応による副作用が発現する可能性があります。
そのため1回目のスギ花粉のエキスを置くのはクリニックで医師が行い、置いた後30分はクリニックの中で過ごしていただき、副作用が起こらないか確認する必要があります。
治療開始後1ヶ月を経過して問題がない場合、その後副作用が出るということはほとんどありません。

最もよく起こる副作用は、口腔内や唇の腫れ・かゆみです。
抗アレルギー剤を内服することで、1日で治ることがほとんどです。
特にダニの舌下免疫療法は、ダニアレルゲンを使った治療ですので、一時的にくしゃみ、鼻みずなどのアレルギー症状が増悪します。これらの症状は、治療開始直後に多く、治療開始から1ヵ月程度持続します。

重症のアレルギーであるアナフィラキシーショックにより血圧低下、呼吸困難、全身紅潮、顔面浮腫・咽頭浮腫等の血管浮腫、蕁麻疹、喘息等が起こる可能性があり、その時には病院での緊急の治療が必要になります。1億回に1度程度のアナフィラキシーショックが報告されています。死亡例はありません。
当院では緊急搬送先医療機関として東邦大学大森病院と提携しております。但し緊急時であっても、病院の事情で受診ができないことがあります。

舌下免疫療法の
治療方法について

舌下免疫療法は、治療薬の舌の下に投与する治療法で、2回目以降はご自宅での服用が可能です。

スギ花粉症(シダキュア)の
開始時期・投与スケジュール

てらお耳鼻咽喉科の舌下免疫治療

スギ花粉の治療薬は、花粉飛散気(1~5月)には開始できません。
そのため、花粉が飛散していない6~12月に治療を開始する必要があります。

投与スケジュール

検査・診断

初回投与※

投与継続:3年以上(推奨)

まずは、シダキュア2,000JAU錠を1週間投与いたします。こちらを1日1錠服用していただきます。
(こちらで副症状が出てしまう方には、2,000錠を1週間以上延長して内服して頂く場合があります。)
治療を開始してから2週間目以降は、シダキュア5,000JAU錠を1日1錠服用していただきます。

【初回投与の注意】
※1 スギ花粉非飛散期に行ってください。
(スギ花粉飛散期はスギ花粉アレルゲンに対する患者さんの過敏性が高まっている場合が多いため)
※2 医師の監督のもと服用し、投与後少なくとも30分間は院内で待機が必要です。

ダニアレルギー性鼻炎(ミティキュア)の
開始時期・投与スケジュール

てらお耳鼻咽喉科の舌下免疫治療

ダニアレルギー性鼻炎の治療薬は、基本的に一年中服用開始が可能です。
ただし、スギ花粉症も併発している方は、花粉が飛散していない6~12月に治療を開始することをオススメしております。

投与スケジュール

検査・診断

初回投与※

投与継続:3年以上(推奨)

ミティキュア3,300JAU錠は1週間投与いたします。こちらを1日1錠服用していただきます。
(こちらで副症状が出てしまう方には、3,300JAU錠を1週間以上延長して内服して頂く場合があります。)
治療を開始してから2週目以降は、ミティキュア10,000JAU錠を1日1錠服用していただきます。

【初回投与の注意】
※ 医師の監督のもと服用し、投与後少なくとも30分間は院内で待機が必要です。

スギ花粉症とダニアレルギーの両方の
舌下免疫療法を同時に行う場合

同時に内服を開始して副作用が出た場合、どちらの薬が原因か判断できません。
2種類の薬を内服するときには、最初の薬を開始して1ヶ月を過ぎてから、もう一方の治療を開始することをお勧めしています。

飲み始め~1ヶ月まで
最初の1ヶ月の間は、新たに使用する薬を朝に服用、以前から使用していた薬を夕方に服用して下さい。副作用が出た場合、どちらの薬によるものかを分かりやすくするため、また朝飲むことで、2種類目の薬の副作用に対応しやすくするためです。

1ヶ月以降
2種類目の薬を開始して1ヶ月以上経過すれば、2種類の薬を同じ時間帯に内服しても大丈夫です。ミティキュアとシダキュアどちらから飲んでも大丈夫ですが、1つめの薬を飲んだ後、1分以上あけて、2つめの薬を内服して下さい。

舌下免疫治療のポイント

  • ■ 1日1回治療薬を舌の下に1分間おきます。初回のみ服用後院内で30分の待機が必要です。
  • ■ その後5分間は、うがい・飲食を控えます。
  • ■ 治療後2時間は入浴・運動・飲酒はできません。
  • ■ 3年は治療の継続が推奨されており、有効率は80~90%です。
    ※3年間治療を行っても、1割から2割の患者さんでは効果が出ないことがあります。
  • ■ スギ花粉の治療薬は、花粉飛散期(1~5月)からの開始はできません。
  • ■ スギ・ダニ同時投与の場合は、どちらか一方の治療薬が安定して使える状態(内服開始後、約1ヶ月)になってから、併用を開始しています。
  • ■ 月1回の通院が必要となります。

舌下免疫治療法の費用

保険診療内の治療であり、小児では公費負担、3割負担の場合は診察費、薬剤費で月3,500円程度の負担となります。
月1回、アレルギー性鼻炎免疫療法治療管理料が加算されます。
3割負担の方で、初回は840円、2回目以降は80円です。

舌下免疫治療法の
診察の流れ

初回の受診

  • STEP1

    受付にてまず「舌下免疫療法についてのご案内」に目を通していただき、最低3年間毎月通院できるか、治療に支障を来す持病がないかなどを確認させていただきます。

  • STEP2

    アレルギー検査を行い、スギまたはダニが陽性であることを確認して、スギ花粉症、ダニアレルギーと確定診断をします。他院でアレルギー検査を受けている場合、検査結果をお持ちいただければ結構です。

  • STEP3

    医師の立ち会いのもと、錠剤を舌の下に置きます。錠剤をそのまま1分間、口の中に貯めて飲み込まないようにします。1分経過したら錠剤を飲み込みます。

  • STEP4

    副作用がおこらないか確認するために、待合室で30分過ごしていただきます。気分不良などあれば、早めに受付スタッフにお声かけください。

  • STEP5

    30分間の待機後に再度診察をいたします。口の中に問題がないかなど確認し、診察終了です。

初回の受診の翌日から2回目(1週間後)の受診まで
患者さんにしていただくこと

1.錠剤を1日1回舌の下に置きます。副作用が起きた時の対処がしやすいため、置く時間帯はできれば午前中が望ましいです。錠剤をそのまま1分口の中に貯めて飲み込まないようにします。

2.1分経過後、錠剤を飲み込みます。錠剤を飲み込んで5分間は、うがいや飲食をしないでください。また錠剤を飲み込んで30分間は、激しい運動やシャワーなど血の巡りがよくなりすぎるようなことはしないでください。

2回目の受診

診察の時に口の中に腫れがないか、口の中やのどや耳のかゆみ、のどの違和感などの症状が起こったりしていないか確認します。2回目の診察以降は上記のように錠剤を1日1回舌の下に置くことを続け、毎月1回通院していただきます。

舌下免疫療法について、
よくあるご質問

スギ・ダニ以外の花粉にも有効ですか?
現在、舌下免疫療法を実施できるのはスギ・ダニアレルギーのみです。ヒノキ、カモガヤ,ブタクサなど、その他のアレルゲンでは効果は期待できません。
クリニックの営業時間内であればいつ受診してもいいのですか?
舌下免疫療法をご希望の方は、初回診察では1時間程度の時間がかかります。診察終了時間の1時間以上前には受付を済ませてください。
薬剤はどのように保存すれば良いのですか?
直射日光に当てないところで室温保存してください。
薬はいつ飲めば良いのですか?
錠剤を飲み込んで30分間は激しい運動やシャワーなど、血の巡りがよくなりすぎるようなことはできません。これらの予定がなければいつでも内服可能です。もし運動する予定がある場合は、夜、入浴後に内服してください。
通院の頻度はどのくらいですか?
初回の再診のみ1週間後に来院していただきます。その後は、毎月1回の通院が必要です。
歯科治療を行う場合や口内炎など口腔内の病気になったとき治療はできますか?
歯科治療で口腔内に傷ができた場合や、ひどい口内炎の場合、傷口から薬の吸収率が上がってしまうため、一時的に治療の中断が必要になります。いつから治療を再開するか医師と相談してください。
たまたま薬を飲み忘れました。飲み忘れた分の薬も飲んだ方が良いですか?
薬を増量する必要はありません。1~2日程度の飲み忘れであれば、現在内服している量から再開してください。
旅行に行っていたため3日間、薬を使用できませんでした。治療を普通に再開しても大丈夫ですか?
治療を開始してすぐの場合、休薬日数によっては治療を最初からやり直す方が良いです。
治療薬が維持量に入り十分に時間が経過している場合で、かつ休薬期間が1ヶ月までならば、また維持量から再開して問題ないでしょう。ご不明な点がございましたら、医師までご相談ください。
アレルギーの血液検査をしたことがないのですが、舌下免疫療法を受けることはできますか?
血液検査で、スギ花粉、ダニ、ハウスダストが陽性と判明している必要があるため、血液検査が必ず必要です(口頭での申告不可)。 最近の検査であれば、他院で施行したものでも有効です。他院で検査済みの方は、検査結果を必ずご持参下さい。
検査結果がないと治療を開始できません。他院での血液検査結果がない場合には、当院で再度血液検査を施行させていただきます。
決まった量よりも多く服用してしまいました。どうすればいいですか?
体調に不良がある場合は医療機関に相談してください。体調に問題がなければ、翌日から指示された量を内服してください。
舌下免疫療法中に、アレルギーの薬は使えますか?
舌下免疫療法の治療中でも、抗アレルギー薬を併用して問題ありません。
ただし内服のステロイド剤(セレスタミン、プレドニンなど)は 舌下免疫療法の効果を弱めてしまう可能性があるため、 使用を控えることが推奨されています。
ステロイド点鼻薬や点眼薬の使用は問題ありません。
舌下免疫療法開始1ヶ月間は、口の中の違和感など、軽微な副作用症状が出やすいため、それを押さえるために治療開始1ヶ月間は、抗アレルギー薬を併せて内服していただきます。
治療費用はどのくらいですか?
診療費3割負担のかたでの1ヵ月の治療費 (診療費と薬局での薬代の合計)は3500円前後となります。また、治療前の採血検査時には5000円程度必要です。
月1回、アレルギー性鼻炎免疫療法治療管理料が加算されます。3割負担の方で、初回は840円、2回目以降は80円です。

参考サイト

厚生労働省:花粉特集

http://www.mhlw.go.jp/

蒲田のてらお耳鼻咽喉科

お問い合わせ TEL.03-3734-4133 順番予約専用 TEL.050-5533-3734

〒144-0052 大田区蒲田4-1-1 2F
京急蒲田駅から徒歩3分 JR蒲田駅から徒歩7分

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