大田区蒲田の耳鼻咽喉科はてらお耳鼻咽喉科へ

味覚障害の症状と治療

味覚障害とは

味覚障害とは、味がわからなくなる病気です。
似たような症状に風味障害があります。これはにおいがわからないために味の感じ方が変化するもので、嗅覚障害の症状のひとつです。

味覚障害と風味障害は簡単に区別できます。
砂糖と塩をなめてみてください。砂糖は甘い、塩は辛いと感じたら、それは味覚の問題(味覚障害)ではなく、嗅覚が低下しているのです(風味障害)。

味覚障害で受診される方の多くは、症状が起こってから1ヶ月程度様子をみてから受診される方が数多くいらっしゃいますが、症状によっては重症化が進み、治りにくくなってしまう恐れがあります。
2週間を過ぎても味がわからないときには、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。

味覚障害の原因

最も多い原因は、亜鉛欠乏です。

(1)亜鉛欠乏
血液中の亜鉛が足りなくなると、味覚障害の原因となります。

(2)薬剤性味覚障害
毎日飲んでいる薬のせいで味覚障害が起こることがあります。医師にお薬についても確認されることをお勧めいたします。

(3)口腔内疾患
シェーグレン症候群によるドライマウス、口腔カンジダ症など、口腔内の病気で味覚障害が起こります。

(4)末梢神経障害
顔面神経麻痺、鼓索神経障害、扁桃摘出術、抜歯後などに、末梢神経障害による味覚障害が起こることがあります。

(5)中枢神経障害
脳出血や脳梗塞,多発性硬化症など、中枢神経の障害で味覚障害が起こることがあります。

(6)真珠腫性中耳炎
真珠腫性中耳炎が進行して、鼓索神経の機能が低下すると、片側の味覚障害が起こります。

(7)消化器疾患
亜鉛は主に十二指腸で吸収されます。クローン病や胃腸の手術後では亜鉛の吸収が低下します。

(8)急性肝障害 慢性肝障害
尿中への亜鉛排泄量の増加や消化管における亜鉛吸収能の低下、血清アルブミンの減少などが複合的に作用して味覚障害が起こります。

(9)腎障害・糖尿病
尿毒症性神経症や糖尿病性ニューロパチーは、味覚障害を引き起こすと考えられています。

味覚障害の治療

亜鉛不足が原因であることが多いため、亜鉛を含む薬やサプリメントを内服していただきます。また普段の食事にも配慮し、バランスよく栄養のある食事をとることも重要になります。牡蠣(かき)、煮干し、牛肉、チーズ、カシューナッツやアーモンドなどのナッツ類には亜鉛が多く含まれています。

蒲田のてらお耳鼻咽喉科

お問い合わせ TEL.03-3734-4133 順番予約専用 TEL.050-5533-3734

〒144-0052 大田区蒲田4-1-1 2F
京急蒲田駅から徒歩3分 JR蒲田駅から徒歩7分

#
来院状況
ライブは
こちら
トップへ戻る