扁桃肥大とは
扁桃腺(口蓋扁桃)が大きく腫れることを扁桃肥大といいます。4-5歳頃最も大きくなり、その後、徐々に小さくなってきます。
小学生になっても、口蓋扁桃が小さくならずに大きいままだと、重度のいびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になります。
▼扁桃肥大
慢性扁桃炎(習慣性扁桃炎)とは
慢性扁桃炎は、細菌が扁桃に住み着いてしまい、年に4回以上扁桃炎を起こす状態です。
扁桃病巣感染症とは
扁桃の慢性的な炎症が原因で腎臓や皮膚、関節などに障害が起こります。自己免疫の異常と考えられています。代表的な病気はIgA腎症などの腎臓疾患、掌蹠膿疱症や乾癬などの皮膚疾患、胸肋鎖骨過形成症です。
扁桃肥大・慢性扁桃炎・扁桃病巣感染症の治療
治療はすべて口蓋扁桃摘出術です。手術適応は以下の通りです。
手術が必要な場合は、提携先の病院を紹介します。
・扁桃肥大
小学生になっても、扁桃が小さくならず、重度のいびきや睡眠時無呼吸症候群、陥没呼吸(睡眠時に呼吸で胸が凹む)などの症状がある。
・慢性扁桃炎
習慣性扁桃炎で年に4回以上扁桃炎を繰り返す。
・ 扁桃病巣感染症
扁桃病巣感染症では、腎臓内科、皮膚科、整形外科の病気が起こります。
担当科の医師と耳鼻科の医師で相談し手術適応があるか相談します。