口腔カンジダ症とは
口腔内にカンジダが、異常増殖した状態を口腔カンジダ症といいます。
口腔カンジダ症では、口腔内に白苔(コケのようなもの)が付着し、放置すると口全体に広がります。舌にヒリヒリと痛みが生じて、味覚障害が起こり、時には出血することもあります。
口腔カンジダ症の原因・メカニズム
口腔カンジダ症の原因は主に下記になります。
・喘息治療で吸入ステロイド薬を使用した後に、うがいが不十分である時
・抗生物質、ステロイドの長期使用
・コントロールの悪い糖尿病
その他、悪性腫瘍や血液疾患で抗がん剤治療を行っているとき、後天性免疫不全症候群(AIDS)のときにも起こります。
口腔カンジダ症の治療
口腔の細菌検査でカンジダ症と診断された時には、カンジダを除去する薬を処方いたします。
口の中が汚れている場合には、歯科での、口腔内クリーニングが必要になります。
日常生活においても、「毎日うがいや歯磨きを行う」「歯科で歯垢を除去する」「義歯(入れ歯)の手入れを丁寧に行う」など口内環境を清潔にしておくことが重要です。