鼻出血とは
鼻から血がでること(鼻血)を鼻出血(びしゅっけつ)といいます。
鼻血が出たときには、早めの受診をお勧めいたします。
鼻出血の原因
鼻出血の原因として下記の原因が多いです。
・副鼻腔炎で鼻粘膜に細菌やウイルスが感染しているとき
細菌やウイルスの感染により、副鼻腔炎が起こると、鼻の粘膜が弱くなり鼻出血が起こりやすくなります。
・アレルギー性鼻炎で鼻粘膜が弱くなっているとき
お子様の鼻出血で特に多いのは、アレルギー性鼻炎によるものです。
アレルギー性鼻炎になると、鼻の粘膜が水っぽくなり、些細な刺激で鼻粘膜が切れ出血しやすくなります。
・外部からの刺激により鼻の粘膜に傷がつき血管が切れたとき
鼻粘膜にはキーゼルバッハと呼ばれる細かい血管が集まっている場所があります。鼻出血はここから出血することがほとんどです。
鼻出血の治療
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎が鼻出血の原因である時には、それらの病気に対して治療を行います。
元々の病気を治療しても止血しない場合には、鼻中に止血剤を塗布したガーゼを1日~2日入れておきます。
また、出血の勢いが激しいときには、電気で傷を焼く手術(鼻粘膜焼灼術)を行います。