1. 取り組んでいる目的
ダイバーシティ&インクルージョン(以下D&I)の目的は、従業員一人ひとりの多様な価値観や背景を尊重し、それを活かすことで、組織全体の創造性や生産性を向上させることです。また、心理的安全性のある職場環境を構築し、全ての従業員が平等に成長機会を得られる企業文化を醸成することを目指します。この取り組みは、企業の持続可能な成長と社会的責任の実現にも寄与します。
2. 取り組みの目標
- 短期目標: D&Iに関する社内理解を深め、全従業員がその重要性を認識する。
- 中期目標: 障害者雇用、外国人人材の採用拡大。
- 長期目標: 多様な人材が活躍できる環境を整備し、新たなイノベーション創出や企業価値向上を実現する。
3. 取り組み計画
1. 現状分析: 社内アンケートやデータ分析を通じ、多様性に関する課題や改善点を把握。離職率や採用率など数値データに基づく現状評価。
2. 目標設定: 各部門ごとに具体的な数値目標(例: 女性管理職比率、外国人採用数)を設定。定量的・定性的なKPI(重要業績評価指標)の策定。
3. 教育・啓発活動: 全従業員向けD&I研修やワークショップの実施。管理職向けには多様性理解とマネジメントスキル向上のための特別プログラムを提供。
4. 制度整備: 多様な働き方を支援する仕組みの導入。育児・介護支援制度の拡充。保育園の延長料金の補助。
5. モニタリングと改善: 定期的な進捗確認とフィードバック。PDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)による継続的な取り組み。
4. 取り組みの実施内容
- 啓発イベント開催: 社内でD&Iに関するディスカッションやランチミーティングなどを定期的に実施し、従業員間の交流を促進。
- 採用活動強化: 女性、シニア、外国籍人材、障がい者など、多様なバックグラウンドを持つ人材の採用。採用基準の見直しと選考過程でのバイアス排除。
- キャリア支援プログラム: 女性リーダー育成プログラムやメンター制度を導入。障がい者向けスキルアップ研修や外国籍社員への帰国休暇の導入。
- 働き方改革: 短時間正社員など柔軟な働き方を可能にする仕組みづくり。育児休暇取得率向上。
これらの取り組みにより、多様性が尊重される職場環境を確立し、全ての従業員が能力を最大限に発揮できる企業文化を形成していきます。