「魚の骨が喉の奥に引っ掛かってとれない」とお困りの方へ。
喉の奥に骨が刺さると、まず痛みが生じて物が飲み込めなくなります。長期間この状態が続くと、骨が刺さった部位に炎症を起こして、喉が腫れて膿が溜まってきます。
「白いご飯を丸のみすれば治る」といった噂もありますが、これは全くのデマですので、絶対にやらないでください!これをするとかえって骨が見つけにくくなります。
当院では、鉗子付きファイバースコープを用いて、内視鏡で喉の奥を観察し魚の骨を見つけて、先端についている鉗子で取り除くことが可能です。
もし、喉の奥に魚の骨が引っかかってしまい、取れずにお困りの方は、無理をして自身で取り除こうとせず、お早めに当院までご相談ください。魚の骨が刺さってから日数がたつと、骨を発見して取り除くことがとても難しくなります。
鉗子付きファイバーによる処置
・魚の骨が喉の奥に刺さってとれないとき
・入れ歯、PTP(内服薬のシート)などの異物が喉の奥に入り込んで取れなくなったとき
・喉の奥の腫瘍(がん)が疑われたとき、組織を摘出し詳しく調べるとき
(当院では病理組織検査は行っておりません。)
上記の時に、鉗子付きファイバースコープを使用します。
鉗子付きファイバースコープとは、観察用ファイバースコープの先に、ものを掴むツマミがついた医療機器になります。
この機器を使うことで肉眼では見えない喉の奥を観察しながら、異物を確認し、取り除くことが可能です。
口を開けても見えないところまで、異物が入り込んでしまった時には、無理に取り除こうとせず、早めに受診いただくことをおすすめいたします。
※喉の奥の魚の骨を摘出する実際の動画※